ロック歌手のエレン(ダイアン・レイン)が、ギャング「ボンバーズ」のボス、レイヴェン(ウィレム・デフォー)に拉致される。
ダイナーを営む彼女のファンのリーバ(デボラ・ヴァン・バルケンバーグ)は、流れ者の弟トム・コーディ(michael pare)に助けを求める。
トムは、飲み屋でたまたま出会った陸軍あがりの女兵士マッコイ(エイミー・マディガン)と共に、エレンを救い出しに行くのだが。。。
1984年生まれである管理人は、同じく1984年に公開されたこのストリート・オブ・ファイヤーという作品に幸運にも出会うことができたのは、日テレの番組?「しゃべくり007」でのネプチューンの原田泰造が激しくお勧めしていたからに他ならない。
勿論僕は生まれたてなので、リアルタイムで見ることは出来なかったのだが、十分に楽しむことの出来る作品で、見れば見るほどこの作品・時代の"熱さ"や"ストレートさ"が伝わってくる。
映画が始まってから即座にスピード感と情熱感溢れる音楽がかかり、主援女優であるダイアン・レインが歌い出す。
個人的な意見だがその歌は、どこかスクールウォーズのテーマ曲であるヒーローを髣髴とさせる。
ストーリーは、「ヒーローが仲間を集めて美女を助けに行く」というとても単純で他愛の無い作品なのだが、単純すぎて俳優や女優の感情がとてもストレートに感じることの出来る作品に仕上がっているのだ。
また、なんと言っても音楽が良い。
途中、バスの中で"ソレルズ"という黒人4人組みのコーラスグループが歌う「Countdown to love」という曲が、溜まらなく良く、シチュエーションも相俟って映画として完璧と言えるほどの世界を作り出す。(僕が一番好きなシーン)
トム・コーディ演じるマイケル・パレとエレン・エイム演じるダイアン・レインの恋仲の行方も、最後のコンサートも見ものである。
人それぞれ意見があるかもしれないが、僕はこの作品を原田泰造と同じく、激勧めする。